公益社団法人日本フィランソロピー協会
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定例セミナー
 
第234回
開催終了
フィランソロピー☆ナイト
12月のセミナーは、「フィランソロピー・ナイト」というタイトルで、一年の仕事の疲れを癒してくれる「あったか企画」をご用意しました。
第一部では、写真家・管洋志氏による講演、第二部では、カナダから来日されている「左手のピアニスト」ラウル・ソーサ氏をゲストとして、障害のある方々によるピアノ演奏会をお楽しみいただきます。講演と演奏会のあとには、ささやかなクリスマスの夕べの交流パーティーを開催いたします。皆さまどうぞお誘いあわせの上、ご参加ください。
日 時
2008年12月22日(月)16:00~20:00
第一部
16:00~17:00
講演会:奄美から見た人間社会
管 洋志(すが・ひろし)氏
写真家
管 洋志さん
<プロフィール>
1945年博多生まれ。博多祇園山笠で育ち、“山笠のぼせ”の男たちに囲まれ人間のタテ社会を知る。大学時代、幇間・故悠玄亭玉介師匠の運転手をしながら、芸伎界に働く幇間と芸者そして女将さんの人間模様をドキュメント。日本大学 芸術学部 写真学科の卒業制作として発表。
1969年から始まったアジアへの旅で、各地で出会った、アジア人の強い生活力と生き様に触れ、“人間写真”を撮ることを目指す。27歳のとき、終わることのない人間への興味から、“人間の生き様”を追及しようと日本全国60か所以上のストリップ劇場の楽屋を訪問し、ライトマンを務めながら、踊り子の舞台裏を撮り「花のヴィーナス86人衆」を発表。
アジアと日本の往復運動をしているうちに、共通するコスモロジーの存在に魅かれ、写真表現をもって日本とアジアの神意識・自然感をベースに撮影、発表し続けている。三菱商事株式会社や日本アムウェイ合同会社など、企業の社会貢献プログラムにも積極的に参加。
第二部
17:15~18:15
障がいのある演奏家によるピアノコンサート
ピアノ・パラリンピック応援コンサート
 
Raoul Sosa
Raoul Sosa(ラウル・ソーサ)氏
ピアニスト
モントリオール音楽大学教授
<プロフィール>
ピアニストであり、作曲家、指揮者として活躍するラウル・ソー サ氏は、ザルツブルグ、パリなどで学んだ後、数多くの国際コンクールで受賞し、1978年にはカナダ音楽評議会よりベストリサイタル賞を受賞。指揮者としてもモントリオールのオーケストラの芸術監督を務め、その他多くのオーケストラも客演指揮者としても活躍。ところが、転倒して神経を痛め、右手での演奏が出来なくなり、左手だけの演奏を始め、自ら作編曲した曲でリサイタルを行なう。そして「ソーサが戻ってきた」と賛美された。これまでの日本公演でも彼の演奏は 「黄金の左手」と称えられた。現在モントリオール音楽大学教授。
 
お話:迫田 時雄(さこた・ときお)氏
NPO法人日本障害者ピアノ指導者研究会会長
「ピアノ・パラリンピック」の活動紹介と、2009年にカナダで開催される世界大会支援の呼びかけ。
 
18:15~20:00 パーティー
会 場
日本アムウェイ合同会社 地下オーディトリアム
東京都渋谷区宇田川町7-1
<最寄駅>
・JR、私鉄各線「渋谷駅」徒歩10分
・JR「原宿駅」徒歩16分
・東京メトロ 千代田線「代々木公園駅」4番出口徒歩10分
・東京メトロ 千代田線「明治神宮前駅」徒歩14分
・小田急電鉄「代々木八幡駅」徒歩12分
定 員
100名
参加費
一般:5,000円
会員:3,500円
学生:2,500円
※飲食代を含みます。
お問合せ
社団法人日本フィランソロピー協会
担当:加勢川佐記子(かせがわ・さきこ)
こちら のフォームをご利用ください。
 
開催報告
2008年最後となる定例セミナーは、一年間の仕事の疲れを癒す「ほっと企画」として、写真家・管洋志さんによる講演と、ピアノ・パラリンピック応援コンサートの二部構成で開催しました。
管洋志さん管 洋志 さん
管洋志さんは、社会貢献ご担当の方にとっては、乙武洋匡さんの著書『五体不満足』の表紙写真や、JVC(日本国際ボランティアセンター)のチャリティーカレンダーでもお馴染みです。 ここ数年は奄美大島に魅せられて、東京と奄美を何度も往復されながら、写真集『奄美シマに生きて』を出版されました。クルマですれ違う時にも挨拶をしたり、「慶弔での包みや飲み会の勘定は全部一律3,000円」という素朴で気取らない島の人々の暮らしをお話しいただき、とても羨ましく感じました。本当の意味での「持続可能な社会」というのは、私たちがこれまでに捨ててしまったものの中にヒントがあるのかも知れません。
 
Raoul SosaRaoul Sosa 氏
第二部は、来年(2009年)カナダで開催される障がいのある人たちによるピアノの世界大会「ピアノ・パラリンピック」応援コンサートとして、4人の演奏家によるピアノコンサートを開催しました。この「ピアノ・パラリンピック」は迫田時雄先生(元・武蔵野音楽大学助教授)が始められた活動で、2007年暮れにはカーネギーホールで演奏会を行ない、その高い技術とひたむきな演奏でニューヨークの人々を驚かせたといいます。 演奏の最後には、ちょうど来日中だったカナダの「黄金の左手」ラウル・ソーサ(Raoul Sosa)氏に特別ゲストとしてご出演いただき、その超絶技巧を間近で体験することができました。
定例セミナーとは・・・
8月の除く毎月、フィランソロピーに関心のある企業、個人、NPO・NGO、研究者などさまざまな方々にご参加いただいています。フィランソロピーに関する幅広い分野から毎回テーマを吟味し、楽しみながら社会貢献の理解促進・活動ノウハウを得る機会としていただいております。イベントや交流会では、講師・さまざまな参加者とのネットワークを広げることができ好評です。 みなさまお誘い合わせの上、奮ってご参加ください。
<2008年度 幹事企業ご紹介>
本セミナーは、当協会を事務局とした企業幹事制を採り、年間テーマに沿って幹事の皆さまに企画・運営をお手伝いいただいています。
 
三和ホールディングス株式会社
大同生命保険株式会社
日本アムウェイ合同会社