東日本大震災から2年。被災地への支援をいかに効果的に継続していくかという方策が求められています。また、被災地では、地域の生活再建や産業復興は徐々に進みつつあるものの、その陰で我慢を続ける子どもたちへのケア、支援がなかなか進まない現状があります。
当協会では、2013年2月に「
被災地青少年支援企業事例集」を発行し、様々な企業による支援の実例を紹介しました。今回はその中から、独自の視点で活動を続けるフィリップ モリス ジャパン株式会社の事例と、被ばくが懸念される福島県郡山市で子どもたちの心身の成長を確保するために尽力する菊池信太郎さんの活動を紹介し、企業の行なう被災地支援の新たな可能性を探ります。
長谷川 徳生(はせがわ のりお)氏
フィリップ モリス ジャパン株式会社 コーポレートアフェアーズ
コミュニケーションズ/CSR・社会貢献マネジャー
山尾 ゆり(やまお ゆり)氏
フィリップ モリス ジャパン株式会社 コーポレートアフェアーズ
ガバメントアフェアーズ アシスタントマネジャー
<活動内容>
被災地の子どもたちの自立支援の視点から、高校生による企画・運営の『いしのまきカフェ「 」(かぎかっこ)』の立ち上げ・運営への支援を続ける。
菊池 信太郎(きくち しんたろう)氏
小児科医/特定非営利活動法人郡山ペップ子育てネットワーク理事長
<活動内容>
福島県内でも被ばくが懸念される地域のひとつ郡山市で、子どもたちの運動量不足が心身に与える影響に警鐘を鳴らし、思い切り遊べる屋内遊び場を官民共同で作る。